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2009年5月

2009/05/26

9と1/2.ボロ校舎

ポエタとイオットが通っている小学校には教室として使っている校舎とは別に、もう1つ古い校舎があります。壁がところどころ崩れていて、お化け屋敷みたいなので子供はもちろん先生たちも怖くて(危険で)誰も近づきません。
けれども驚いたことに、そのボロ校舎にはまだ使われている部屋があるのです。

それが用務員室です。用務員室は、ボロ校舎が昔、校舎として使われていた時から場所が変わっていません。用務員さんの大きな冷蔵庫が運び出せない事が理由だそうです。


今回はこれでおしまい。

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2009/05/21

BARE FOOT

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2009/05/19

GOING TO SCHOOL

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2009/05/17

リンクを追加

リンクにJUNKO KAWASHIMA WEB SITEを追加。

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2009/05/13

11.チャンサー、ジゼを見舞う

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2009/05/06

8と1/2.背骨山動物園(休園日)

獣舎の掃除を終えたプヨップが事務所に向かう急な坂をカックンカックン降りている。大股で足を踏み出すごとに少し遅れてポニーテールの髪が上下に揺れた。事務所につくと持っていたバケツとデッキブラシを足元に置いて、外のガラスの小窓をガラガラと開けてモリヤマに声をかけた。
「モリヤマさん、エスいませんか?」
「エス?表さいねがった?それか穴掘りさ行ったかな?ちょっと待てな。」
モリヤマはおでこに上げていた眼鏡をかけ直して出勤ボードを見た。
「あー、今日は午後出勤だな。間もなく来んでねえがや。」
「おはようございまーす。」
事務所の奥の扉が開いて小さなプレーリードッグがトトトと入って来た。
「あら、グッドタイミングね。」
髪を縛り直しながらプヨップが言った。
「おはよう、エス。来たばかりであれだけんとっしゃ、タイムカードしたらプヨップと一緒に行ってけねーがや。」
エスは2本足で立ち上がってプヨップの姿を確認した。
「わかりました。」
エスは鼻をヒクヒク動かしながら高い声で返事をした。


プヨップはエスを肩に乗せて長靴をブッカブッカと鳴らしながら今来た坂道を登っていく。
「何かあったの?」
プヨップの耳元でエスが聞いた。
「ナナナがまたどっかに行っちゃったのよ。」
「えー?また?」
「それが『渡り熊』の習性って言っちゃえばそれまでだけど。」
二人が話をしながら猿山の横を通った。猿たちはこちらに気が付いて大声でキーキー騒ぎ始めた。木の棒やリンゴの芯を投げてくるのもいる。
(…餌の時間、まだなのかな?)
プヨップがボソッと言った。
「違う違う。」
エスは騒いでいる猿たちを汚い物でも見るようににらみつけた。
「最低!何でアジアの猿ってあんな下品なの?」
「下品?あいつら何て言ってんの?」
「えー…、ちょっと酷すぎて私の口からは訳せないわ…。」
「そーなんだ…。」
「春だからって…昼間っから、ホント最低!」
「何となくわかった…。」


空になった『渡り熊(白)』の檻の前には園長がいた。
「園長、連れて来ました。」
プヨップの声に気付いて園長がこちらを向いた。
「ありがとうプヨップ。早かったね。エスメラルダ、そこの壁なんだけど、読めるかい?行き先とか、いついつ帰るとか、そんなだと思うんだ。」
園長はナナナがつけたらしい真新しい壁の汚れを指して言った。
「あー、はい。」
エスはプヨップの肩からチョーンと降りて、鉄柵の隙間から中に入った。壁の前に立つと、肩から斜めに下げた小さなカバンから小さな辞書を取り出して、壁の汚れと辞書を交互に照らし合わせている。
「エスメラルダ、どう?」
「う!…えーと、えーと、…ちょっと、わかりません。」
「…そうかー。弱ったな。」
エスは辞書をカバンに戻すと、トトトとプヨップの肩によじ登った。そして小さい声で言った。
(…プヨップ、オスってみんな最低よ。)
(何て書いてあったの?)
(…えー?無理。とにかく最低。)
(あぁ、アジアの猿に限った事ではなかったのね…。)

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